2021-10-25

「イマドキの野生動物」展に行ってきました

イマドキの野生動物 展 入り口

写真家の宮崎学さんの「イマドキの野生動物」展をみるために恵比寿にある東京都写真美術館に行ってきました。

NHKですいぶん前から、何回も特集していて絶対に見にいきたいと思っていました。
この展覧会に興味を持ったのは、テレビで宮崎さんが語っていた、生き物は生まれてくるまでの時間と同じ長さをかけて自然に還っていくという内容にはっとしたからです。
考えてみれば、私たち日本に住んでいる人間は死んだら火葬してすぐに灰になってしまうけど、自然の山や海で死んでいく生き物は他の生き物に食べられて、分解されてやがて自然に還っていく、その時間が、生まれてくるまでの時間と同じということを今まで考えたこともなかったので、とてもびっくりしました。
ただの可愛い動物の写真展ではないと思いました。

会場では、動物たちが自然の山の中でのびのびと暮らしている様子や、人間の造った人工物をうまく利用して暮らす様子など、まさにイマドキの動物の姿を見ることができました。

宮崎さんの撮る写真は、動物たちのたくましく生きる姿が写し出されていました。
自然が破壊されて、動物たちが悲惨な目にあっているという写真でもないし、ただかわいいという写真でもない、環境を利用し、柔軟にたくましく生きる姿と死んでいく姿を見事に切り取って映し出していました。動物たちが強かにたくましく生きる姿をみて、未来に希望を持てました。

コロナで展覧会にもなかなかいけなかったのですが、久しぶりに見応えのある素晴らしい展覧会でした。

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