2021-10-14

子供の頃のこと

昭和風ワンピースを着たうさぎさん

私が動物たちの絵を描く時、いつも思い出す子供の頃の思い出があります。

私は神奈川県横浜市の生まれです。横浜といっても、とても広くて、よくイメージされるキラキラした港町の他に、郊外の田舎の住宅地のようなエリアもあります。周りは畑ばかりといったエリアもあります。
私の家があったのは、戸塚区というところでした。戸塚区でも駅からかなり離れていて、最寄り駅までバスで20分以上かかるところでした。
子供の頃、横浜駅に行くのは特別なお出かけだった記憶があります。横浜駅は大きくて、たくさん電車にのるところがあって、人がいっぱいいて、駅のまわりは大きな建物があって、駅前のターミナルには、車やバスがぐるぐる走っていました。
デパートもたくさんありました。私はデパートが大好きでした。といっても、デパートの中の売り場が好きだったわけではなく、デパートのショーウィンドウが大好きでした。いくたびにディスプレイが変わっていて、キラキラしていて、見ていてとてもワクワクしました。
その中で、一番好きだったショーウィンドウがありました。西口のバスターミナルに面したデパートのショーウィンドウです。そこは動物のからくり人形があって、動物たちが踊ったり、追いかけっこしたり、いたずらして怒られていたり、(ディズニーランドのカリブの海賊の動物バージョンみたいな感じ)というディスプレイがありました。季節ごとに少しづつ変わっていて、横浜にいくたびにそのショーウィンドウを見るのを楽しみにしていました。毎回、母に「もう帰ろうよ」と言われ、「もう少しだけ」と何度もいってかじりついて見ていました。
動物たちはこんなことを話しているのかなとかいろいろ想像しながら見ていので、ずーっと見ていられました。

今、動物たちの絵を描く時、あの時、横浜のショーウィンドウで見た動物のディスプレイを見ていた時の気持ちを思い出します。

またあのショーウィンドウを見てみたいけど、今はもうないので想像して楽しむことにします。

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