片付けは暮らし方の編集作業かも

年末は家の掃除をしたり、仕事の書類を片付けたり、新年に向けて、古いものを省いて、
スッキリした状態で新年を迎えたいなと思う人は多いかもしれません。
私もその一人です。

先日、新しい年に向けて、日頃はなんとなく放置している場所の整理整頓していました。
必要なものと、もう必要ではなくなったものを分ける作業をしていた時、
ふと、家の片付けって、暮らしを編集することなのかもしれないなと思いました。
使うもの、使わないもの。
捨てるもの、残すもの。
そうやって取捨選択しながら、部屋を整えていく作業は、まさに編集と同じだなと思ったんです。

編集って言葉を聞くと、何か、創作物を加工することを指している言葉のように感じます。例えば、動画編集とか、文章の編集みたいな。

例えば、イングリッシュガーデン。自然な雰囲気を楽しむ庭ですが、ただ、自然に何もしない状態ではありません。庭師の人が、日々雑草を抜いたり、枯れた葉や終わった花を取り除き、水をあげて、管理しています。
それって、編集と同じ。
ワサっとあるものの中から、いらないものを省いて、整えて、もともとあるものを素敵に見えるように演出すること。

そういった行為を全て編集と考えたら、身近な暮らしの中にもたくさん編集ってあるもかもしれないと思いました。

そんな視点で周りを見てみたら、 暮らしの中に、意外とたくさんの「編集作業」が見つかるかもしれません。
誰かが、何かを思いながら編集した痕跡を見つけられたら、新しい発見があるかもしれないな、と。
片付けをしながら、そんなことを考えた年末のひとときでした。