2021-10-13
銀塩プリントのパネルを作ってみました
富士フィルムの銀塩プリントのパネルを作ってみました。
銀塩プリントは、普通の印刷のように紙にインクを定着させるのではなく、銀を含む特殊な化学薬品を印画紙に塗って光を当てることで、化学反応をおこし発色させます。普通の印刷では難しい自然でなめらかな階調表現を可能にする技術です。
ちょっと専門的な話になりますが、通常、印刷会社に印刷データを入稿するときにはCMYKというカラーモードにします。パソコンのモニタやスマホで見る画像はRGBというカラーモードなのですが、これをCMYKに変換すると僅かに色の鮮やかさが失われてしまいます。なので、普通に紙に印刷した絵は、原画より少し色がくすみ気味です。
しかし、この銀塩プリントは、RGBで入稿します。それは、光の三原色であるRGBでの再現が可能だからです。
そのため、仕上がったパネルの色は原画にとても近い鮮やかな仕上がりでした。
今回、ベルーガとうさぎさんの絵を選んだのは、ベルーガの周りのエメラルドグリーンが印刷で綺麗に発色させるのが難しい色だったので、銀塩プリントでどのくらい綺麗にでるのか見てみたかったからです。
結果は、想像以上に綺麗に発色してくれました。
このパネルは特殊な樹脂で表面をコートしてあるので、水族館のキラキラした感じととてもマッチして、大満足の仕上がりでした。
このパネルも販売してみようかなと思っています。
関連記事
うわぁ!!
すっごく素敵ですね!!
キラキラしていて透明感があります。
これは欲しくなっちゃいました!(笑)