「お手製クッキーをすすめるリスさん」刺繍作品の記録

リスさんとうさぎさんを刺繍しました。
友達のうさぎさんに、お手製のクッキーをすすめるリスさん。

「おひとついかが？」
「わあ、おいしそう！ありがとう。」

そんな、やりとりの一場面をイメージしています。

今回の作品では、リスさんのしっぽのもふもふ感を出すのに少し苦心しました。
しっぽのボリュームを感じられるよう、糸を多めに重ねて刺しています。

実は、クッキーの数は最初の下絵ではもっと少なかったのですが、刺しているうちにお皿の上が少し寂しく感じて、途中で数を増やしました。
刺繍をしていると、物語が自然と広がっていくようで、気づけば絵も少し変わっていきます。
だから、紙に描いた下絵と完成した刺繍は、いつもすこし違うのです。

私はいつも、布の上に“物語を描く”気持ちで刺繍をしています。
見た人が、自分なりの物語を想像して楽しめるような、そんな作品を作っていけたらと思っています。